早いもので、今年も残すところわずかとなりました。
今回は、投資に関して、年末年始に気をつけておきたいポイントを紹介します。
日本の年末年始(東京市場)は、12/30(月)が最終日、年始は1/6(月)が発会となります。年末年始の暦で言えば、6日間、市場が休場になります。
但し、海外市場は別のスケジュールです。
米国の場合、元旦1日だけが休場です。つまり、日本の休場日6日間の内、5日間は市場が開いていることになります。米国個別株の取引をネット証券でされている方は、取引に関しては、問題無いと思いますが、対面証券で米国株の取引をされている方は、発注方法など要確認だと思います。(国内では営業日でないため)
また、投資信託の売買も国内金融機関の営業日のみの受付ですから、年末年始の休みの期間は取引ができません。また、米国では、5営業日市場が開いていますから、日本の初日の営業日には、その間の値動きが一気に反映されることになります。他国の場合も程度の差こそあれ、同様です。平穏な値動きだった場合は、大きな変動はありませんが、為替も株式もそれなりに動くと、大きな基準価額の変動が生じることになります。
前述の通り、日本の株式市場も、米国市場の影響を受けますから、休業日の間の値動きが初日に反映され、上下どちらかは別としても、大きな値動きになるケースが少なくありません。
特に今回の年末年始は、発会が6日(通常は、4日が発会)ということもあり、例年より変動が生じる可能性がありますね。
年末年始に関しては、ポジションを軽めにしておいた方が無難かもしれません。
次に気をつけて起きたい点として、制度面のスケジュールがあります。
具体的には、年末までに対応すべき年間の損益通算、及び新NISAのスケジュールです。
基本的に、年内受け渡しであることが必要です。
日本の個別株の場合は、12/30が最終営業日ですから、12/26(木)が最終売買日になります。
投資信託や外国株の場合は、金融機関や商品によって、受渡日までの期間が異なりますから、売買最終日は、要確認です。投資信託の中には、ルクセンブルク籍の外国投信を利用しているケースもあり、この場合は、売却注文発注から受け渡しまでかなり日数が必要だった記憶があります。インデックスファンド等は、比較的、約定日から受渡日までの日数は短期だったと思います。
損益通算や新NISA枠の消化に関しては、早め早めの対応が無難だと思います。
12/23の週の前半にある程度、確定しておいた方が良いですね。
但し、前述のルクセンブルク籍の外国投信を利用したファンドに関しては、間に合うかどうか、何とも言えません。
後、年末恒例ですが、個人投資家の損益通算の為、損失確定の売りが出てくる可能性も念頭に入れておきたいところです。大型株の場合は、影響は無いと思いますが、個人投資家主体の小型株などには売り圧力が出てくるかもしれません。逆に、来年に向け、下落した局面でポジションを取るという戦術もありますね。
今週は、米国のFOMCの結果で、マーケットが大荒れになりました。
一旦、最近の流れはリセットして、新しい流れを注視したいものです。
皆さんに良いお正月休みが訪れることを祈念します。
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